小児矯正についてのQ&A

Q:子どもの矯正はいつ始めるのがベストですか?

A:治療開始のタイミングは、お子さまの症状や成長により異なります。すぐに治療しない場合でも定期的に経過観察を行いますので、まずは矯正歯科をご受診ください。
なお当院では、過去に受け口の治療で2歳から治療を始めた患者さまがいらっしゃいます。

1.骨格性の受け口のお子さま

1.骨格性の受け口のお子さま

受け口の場合は早期の治療が望ましく、一般的に3~5歳で開始します。下顎自体を奥へ引っ込める治療を行うため、低年齢で始めるのが最適です。就寝中にムーシールドと呼ばれる装置をつけていただくのみなので、お子さまに大きな負担がありません。開始時期が遅れると外科手術を伴う場合がありますので、早めの治療をご検討ください。



2.叢生(そうせい)のお子さま

叢生(そうせい)のお子さま

叢生とは、顎の小ささが原因で歯が込み合った症状のことです。程度によりますが一般的に、5~7歳ごろ治療を開始します。プレートと呼ばれる装置で顎を拡げる治療を行いますが、開始時期が遅れると抜歯を伴う場合があります。子どもの叢生にお悩みの親御さまは、矯正歯科を早めにご受診ください。
なお装置の使用に関して、小さなお子さまでも使えるのだろうかと心配に思う親御さまがいらっしゃいます。当院では過去に800名を超えるお子さまの歯列矯正を行い、誰一人途中でやめることなく治療を行ってきました。お子さまは順応性が高いため、意外と抵抗なく治療を進められます。どうぞご安心ください。

Q:永久歯が生え揃うまで歯列矯正を待った方がいいですか?

Q:永久歯が生え揃うまで歯列矯正を待った方がいいですか?

A:矯正歯科で歯並びの相談をすると、永久歯が生え揃うまで経過観察をするように言われることがあります。
しかし不正歯列を放置したまま永久歯が生え変わってしまうと、歯並びを整えるために抜歯や外科手術を伴う可能性が高まるのです。
当院ではお子さまに対して原因対策療法としての歯列矯正を行い、顎が小さいことによる不正歯列を防ぎます。主な治療方法は床矯正と呼ばれる、顎を拡げて永久歯が生えるスペースを作る治療です。少しでも早く治療を開始することで、不正歯列の原因そのものにアプローチした治療が行えます。

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