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歯茎が黒くて悩んでいる方へ!原因と改善について

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どんな歯茎が健康的なの?

プラークや歯石がない状態

プラークが唾液内に存在するミネラルと結合して硬化すると歯石になります。プラークは通常、歯茎と歯の間に存在し、約2日程で歯石に変わります。丁寧なブラッシングを継続しないとプラークや歯石が蓄積し、その周辺に雑菌が増加することで歯茎が炎症するのです。

 

歯茎に細い凹凸が確認できる

健康的な歯茎には、細かい凹凸が確認できます。それをスティップリングと呼びます。具体的に表すと、みかんの表面に確認できる凸凹で、歯茎のコラーゲン繊維の状態が問題ないという状態です。もし、健康的な歯茎ではなく、歯周病の状態の場合スティップリングは確認できません。

 

歯茎の色が赤くなっていない

健康的な歯茎の色というのは薄いピンク色をしています。歯茎の様々な箇所が赤くなっている時には歯肉炎の場合があります。

 

なぜ歯茎が黒く変色していくの?

神経の問題が要因

歯に外的な要因でダメージを与えてしまった場合、虫歯の神経が死んでしまうケースがあります。歯の神経が死んでしまう場合は歯自体が黒く変色し、そこから元通りになることはありません。

歯だけではなく、歯の根元が黒ずむ場合があります。その場合、歯茎から黒い歯の根元が見えて、歯茎自体が黒く見えるのです。歯に血液が染み出てしまうと、象牙質という歯の内部の層に色素沈着するのです。
そのため歯の表面を白くするようなホワイトニングを使って白くすることは出来ません。

 

タバコ習慣の要因

タバコを吸っている方の歯茎が黒く見えるのは、ニコチンやタールなどのタバコの成分が歯茎の中にあるメラニン細胞にダメージを与えて、メラニン色素が歯茎に定着することで発生します。夏になると肌が日焼けしてしまうのと同様の現象です。

タバコの中に入っているニコチンやタールのような成分は身体の血管を収縮させます。その働きにより血流が悪化して、歯茎や口元に必要な栄養が行き渡らなくなることで歯周病に繋がりやすくなるケースがあります。

 

 

詰め物や被せ物の金属による要因

虫歯治療の時に詰め物や被せ物として使った金属が溶けることで、歯茎が黒く見える場合があります。
一般的に保険適用の金属は強度がそれ程高くなく、酸化や腐食がしやすいです。つまり、長期間歯茎に金属が触れているとその成分が徐々に溶けて染み出して歯茎にその色素が蓄積されてしまい、歯茎が黒い状態に変色してしまいます。

差し歯の場合についてもそれと同様で土台や被せ物内の金属が長い時間をかけて溶け出してしまうことで歯茎が黒色に目立見える様になります。以上の現象をメタルタトゥーと呼びます。

 

もし歯茎が黒く変色したら?

喫煙を避けましょう

歯茎が黒くなる理由の一つはタバコです。メラニン細胞にダメージを与えてメラニン色素を歯茎に定着させる為、出来る限り避けるのことを検討しましょう。タバコは歯茎の色を変色させるだけでなく血流が悪化するなど健康にも良くありません。禁煙までは難しい場合でも少しずつタバコの本数を減らしていくことが重要です。

 

歯磨き粉にこだわろう

歯周病で歯茎が黒く変色することを予防するためには、歯周病菌を殺菌する働きがある歯磨き粉を選択しましょう。

 

デンタルグッズを活用しましょう

歯周病や虫歯によって歯茎が黒く変色しないように、ブラッシングと一緒に推奨しているグッズが歯間ブラシです。歯ブラシのみの場合、歯垢の60%を取り除けますが、歯間ブラシを一緒に使用するすることで85%まで歯垢を取り除けると言われています。特に元々歯並びが整っていない方は歯ブラシが隅々まで届きづらい為、食べ残しが蓄積される場合があります。歯間ブラシで汚れを効率的に取り除くことで歯周病、虫歯のリスクを下げることができます。

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