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スポーツ用マウスピースで口内を守ろう! 通常用との違いと驚きの効果5つ【後編】

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スポーツ用マウスピースの特徴

 
 
前回紹介した通り、ガムシールドには様々なメリットがあります。
では、一体どのような種類があるのでしょうか。
それぞれの特徴や費用の目安を紹介します。
本記事が、ガムシールドを作製するときの参考になれば幸いです。
 
 

ガムシールドの種類と費用の目安

 

 
ガムシールドは、大きく分けて3種類です。
それぞれの特徴や、作製にかかる費用について説明します。
 
 

1.オーダーメイドタイプ

 
歯科医院で作製してもらえるのが、こちらのタイプです。初めに検査を行い、一人ひとりの歯型にピッタリと合う装置を作製します。
違和感なく装着でき、使用中に歯や歯茎への負担をかなり軽減できる点がメリットです。
ただし、原則保険適用外となるので全額自己負担です。
相場は1万~5万円程度と考えておきましょう。
 
 

2.準オーダーメイドタイプ

 
こちらも同じく、ご自身の歯型をもとに作製する流れとなります。ただし、完成後に装置を調整してもらうことはできません。完成品を装着して何らかの不具合があっても、作り直しなどをしてもらえないので注意してください。
ただご自身の歯型を取っている以上、違和感が出るケースは少ないといえるでしょう。
作製するときは、まず通販サイトにて専用の型取りキットを購入してください。ご自身で歯型を取り、指定された製作所へ送ると完成品が届くという流れです。
歯科医院へ足を運ぶ必要がなく、自宅で手軽に作れるというメリットがあります。費用は1万円前後が目安ですが、中には3万円程度かかることもあるでしょう。
 
 

3.既製品タイプ

 
さらに手軽に使いたい方には、市販の既製品タイプがおすすめです。ある程度形が作られた製品を熱で柔らかくし、ご自身の口腔内へ入れてフィットさせるというものです。
費用は500円~と比較的手頃ですが、既製品タイプを装着してスポーツをすることはあまりおすすめできません。というのも、既製品がピッタリはまる方は少ないためです。
フィットしない装置をつけてスポーツをすると、頻繁にズレたり息苦しくなったりします。
時々スポーツをする方にはよいかもしれませんね。
 
 

ガムシールドを使用する際の注意点

 
ガムシールドを使う際は、次の3点に注意してください。
 
 

1.むし歯にならないよう気を付ける

装置をつけているときは、口が閉じ切らず少々開いた状態になります。口腔内が乾燥すると細菌が活発に動くようになり、繁殖してむし歯になりやすくなるでしょう。
定期的に口を潤し、使用後はブラッシングや市販の口内洗浄液などで手入れすることが大切です。
 

 
 

2.装置の入念な手入れを毎回行う

 
私たちの口腔内には300~700種類、数にしてなんと1,000億個以上の細菌が常在しています。使用した装置をそのまま保管すると、付着した細菌があっという間に繁殖します。カンジダ菌などが増えると、再度装着した際に口腔内がカビだらけになりかねません。
使用後は専用のブラシと流水で汚れを取り除き、市販の入れ歯用洗浄剤などで殺菌することをおすすめします。使ったあとは毎回入念な手入れをし、清潔な状態を維持しましょう。
 
 

3.熱湯消毒しない

 
ガムシールドは樹脂製のものが多く、洗浄の際にお湯を使うと変形しやすくなります。お湯に浸したり煮沸消毒をしたりすることは避け、水やぬるま湯を用いてやさしく洗いましょう。
 
 

ガムシールドで歯を守りましょう!

 
不意なアクシデントで歯を失い、あとで悔やんでも健康な歯は戻ってきません。
大切な歯を守るためには、ガムシールドを装着してスポーツに励むことが大切です。
 
装置には3つのタイプがあり、それぞれ特徴や費用が異なります。まずは既製品タイプを試してみるのも一つの方法ですが、フィットさせて歯を確実に守りたい方は歯科医院で作製してもらいましょう。
気になる方は、一度かかりつけ医に相談してはいかがでしょうか。

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