親知らずの口臭対策と原因について

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「身体から最近臭いがしてきた」「最近、口の臭いが気になる」「ランチに臭いがする料理を食べたわけでもないのに、なんだか口から臭うかも」そのようなお悩みを抱えていらっしゃる方は、一度「親知らず」について確認してみてください。もしかすると、その臭いの要因は親知らずの可能性もあります。
今回の記事では、親知らずが口の臭いに繋がってしまった場合の対処法と、その原因についてご紹介します。親知らずと思ってそのまま放置しておくと、想定外のところで人に不快感を与えてしまう要因にもなりますので、早急に対策をとるようにしましょう。
口臭を抑制する為の2つの対策
親知らずが要因で起きる口臭を防ぐためには、2つの対策を把握することが大切です。この2種類の対策は一緒に実施するのではなく、それぞれの症状の段階に応じて使用方法を分けるものです。歯科医師と相談しながら必要な対処を選択しましょう。
①定期的な歯科検診
虫歯をそのまま放置しておいてもメリットは何も良いことはございません。親知らず自身や、親知らずの周りの歯が虫歯になって口臭を引き起こしている際には、虫歯を治療することが一番の効果的な解決の手法です。虫歯になっているかもと気になって感じたら、歯科医院に行って相談することを推奨致します。そして、虫歯を見逃さないために定期的な歯科検診を受けることが大事です。
②ブラッシングをする
ブラッシングは口臭予防の基本です。親知らずは歯ブラシが届きづらい部分ですが、細かい箇所まで磨けるデンタルフロスやタフトブラシ、歯間ブラシなどを活用して、徹底的に汚れを除去するようにしましょう。頭の大きい一般的な歯ブラシだけでブラッシングをしているという方は、まずブラッシングの仕方から見直す必要があります。
親知らずが口臭に繋がる原因5選
口の中が臭う時には、まずは口内環境について疑う視点が必要です。親知らずは口の一番奥側に配置されている歯ですから、なかなか目視で確認することは困難かもしれません。しかし、この親知らずが臭いの要因となっている可能性もあるのです。
①親知らずの隣の歯が虫歯
虫歯は細菌の繁殖により起こるため、虫歯のある口内は嫌な臭いを発生させます。親知らずに触れている歯は、ブラッシングができていないことが多々あり、虫歯になるリスクも上昇します。このような歯が虫歯になることによって口臭が発生するパターンもあるのです。
②親知らず自体が虫歯
隣の歯だけではなく、親知らず自体が虫歯になっている場合もあります。親知らずが虫歯になってしまうと、隣接する歯にも影響が起こり、歯全体に虫歯が広がることもあるため、十分に注意をする必要があります。
③歯周病による原因
歯周病は、歯に溜まった汚れが要因で歯肉が炎症を起こしてしまう病気です。歯周病も細菌や食べかすの残りが原因で発生するため、嫌な臭いを引き起こす要因となります。親知らずは歯の周囲に食べかすが溜まりやすいパターンが多いため、歯周病の予防にも気を配る必要があります。
④食べ残しによる原因
親知らずは、他の歯に比べて歯磨きがしづらく、食べ残りが溜まりやすいという特徴があります。ただでさえ食べかすが溜まりやすい奥歯の最奥にあるうえに、半分埋まっていたり横向きなど、一般的な歯とは違う生え方をしているパターンは、さらに食べ残りが溜まりやすくなってしまいます。食べ物は、放置すると腐ってしまい悪臭を放ちます。同様のことが口内でも起こってしまうのです。
⑤歯肉の膿が原因
親知らずは、真っ直ぐに生えていないことも多々あります。斜めに生えた親知らずは、半分歯茎に埋まってしまったり、歯肉が歯の上に重なったりしています。この歯肉と親知らずの隙間に食べかすが溜まって発酵すると、歯肉や歯茎が炎症を起こして、痛みが起こり、臭い膿の発生に繋がります。